AI導入支援の選び方 — 研修だけ・ツールだけで終わらせないために
AI導入支援には、研修だけ・ツールの導入だけ・補助金ありき・伴走型など、いくつかの形があります。違いと、依頼する前に確かめておきたい質問を、AI導入支援をしている立場からまとめました。

AI導入支援には、いくつかの形がある
「AI導入支援」と一口に言っても、中身はさまざまです。研修をする会社、ツールを入れる会社、業務に入り込んで一緒に進める会社があります。私たち株式会社こつこつも、AI導入支援をしている会社の1つです。
どれが良い悪いではなく、何を頼みたいのかと、支援の形が合っているか が大事です。この記事では、よく見かける形と、依頼する前に確かめたい質問をまとめます。
よく見かける4つの形
(1) 研修だけの支援
社員向けに、AI の使い方を教える形です。全員が同じ基礎を知る のには向いています。一方で、研修が終わったあと、どの業務にどう使うかは社内に任されます。
(2) ツールの導入だけの支援
AI のツールやアカウントを用意し、設定するところまでを請け負う形です。道具はそろいますが、使い続けるかどうかは現場次第 になります。
(3) 補助金ありきの支援
補助金や助成金を使うことを前提に、研修やツールを組み合わせる形です。費用の負担は軽くなる場合があります。ただ、補助金の要件に合わせて中身が決まる ので、自社の困りごとと合っているかは確かめておきたいところです。
(4) 伴走型の支援
業務を一緒に見て、どこから AI を入れるかを決め、社内で回るようになるまで付き合う形です。私たちはこの形でやっています。時間はかかりますが、入れた AI が使われないまま終わるのを防ぐための形です。
依頼する前に確かめたい5つの質問
- 最初にどの業務から始めるかを、一緒に決めてくれますか?: いきなり全部を変える提案より、1つの業務から始める提案のほうが止まりにくい
- 終わったかどうかを、どう判定しますか?: 「AI を入れた」ではなく「この作業にかかる時間がどうなったか」で見るか
- 支援する側は、自分たちの仕事で AI を使っていますか?: 机上の提案か、自社で回しているやり方かは、話を聞けば分かる
- 人が決めることと、AI に任せることの線を引いてくれますか?: 外に出す・お金を動かす・続けるかやめるかは、人が決める
- 支援が終わったあと、社内に何が残りますか?: 手順・ルール・今どこまで来たかの記録が残るか
私たちのやり方
私たちは、次の順で進めます。
- 業務を一緒に見て、最初の1業務を決める
- その業務の「完了の基準」を1行で書く
- AI に下書き、人が確認する形で回してみる
- 今どこまで来たかを書き残し、社内で回るようになるまで付き合う
私たち自身も、集客・営業・日々の管理を AI と一緒に回しています。そのやり方は AI でマーケティングを回す に、最初の1業務の選び方は 中小企業の AI 導入、何から始めるか にまとめています。
よくある質問
研修とツールの導入だけでは足りませんか?
足りる会社もあります。社内に、業務への入れ方を決めて進められる人がいる場合です。いない場合は、業務を一緒に見る支援を足すほうが止まりにくくなります。
補助金は使わないほうがいいですか?
使える場合は使ってよいと考えています。ただ、補助金ありきで大きく始めるより、まず1つの業務で効き目を確かめてから広げるほうが失敗が少ないと考えています。
何も決まっていない段階で相談してもいいですか?
大丈夫です。手間がかかっている業務を1つ教えていただければ、そこから一緒に整理します。
次にやること
まず、上の5つの質問を、今検討している支援先 (私たちを含めて) に聞いてみてください。私たちへのご相談は お問い合わせ から受け付けています。